1. シャルレグループビジョンの策定について
当社グループは、先般、公表いたしました新中期経営計画(2024年4月~2029年3月)において、当社グループの重点課題である「販売組織の若返り」「既存ビジネスモデルの刷新」「資本効率の向上」などの検討を重ねてまいりました。ビジネスモデルを中心とした事業構造改革には、受発注システムの刷新など、インフラ整備に相応の時間や投資コストが必要であることや、原材料高騰、為替変動が続く先行き不透明な状況においては、収益効果を創出するには長期的な視点が必要と判断しました。
そこで、当社グループでは次期事業年度に創業50周年を迎えるあたり、10年後のあるべき姿として、2035年3月期(第60期)をゴールとした長期ビジョン「 Charle Group Vision 2035」を策定いたしました。従来のローリング方式を改め、現行の5ヵ年の中期経営計画(2024年4月~2029年3月)での構想や取り組みをさらに発展させ、2035年のシャルレグループとしてのあるべき姿の具現化に向けた大きな方向性を示しています。
また、中期経営計画(2024年4月~2029年3月)については、基本戦略方針や重点戦略項目を一部見直し、シャルレ事業の業績回復を軸とした事業構造改革、グループシナジーを活かした新規事業による多角化や改革推進に必要なグループの機能強化・補完を行ってまいります。また、資本コスト経営を意識したキャピタルアロケーション方針に基づき、グループ全体の収益性や資本効率の向上を推進させてまいります。
これらの取り組みを通じて、「Charle Group Vision2035」(あるべき姿)を実現し、グループの持続的な成長と更なる企業価値向上を目指してまいります。