中期経営計画

1. 中期経営計画の進捗状況

当社グループは、2022年5月13日に公表いたしましたグループ中期経営計画(2022年4月~2027年3月)を2023年10月30日に見直すことを取締役会にて決議しました。その後、レディースインナー等販売事業においては、衣料品類及び化粧品類の新定番商品の販売が好調に推移したことやビジネスメンバーの新規育成人数が増加したことなどにより、増収増益となりました。ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業においては、ホテルや美容室などの事業者向け販路の拡大に一定の成果は上げられたものの、シャワーヘッド市場における競争激化の影響を受け、減収増益となりました。結果として、2024年3月期連結会計年度の経営成績につきましては、売上高131億68百万円、親会社株主に帰属する当期純利益5億85百万円と減収増益となりました。

一方、足元の状況として、当社グループは、「シャルレビジネス事業の再生」及び「新規事業開発による新たな柱の創造」の2つの基本方針に基づき、先般の中期経営計画を推進してまいりましたが、グループを取り巻く経営課題であった「販売組織の若返り」「既存ビジネスモデルの刷新」「資本効率の向上」などに関し、抜本的な改善には至っておりません。そこで、当社グループは、それらの経営課題に対して検討を重ねて、グループの将来あるべき姿を描くとともに、2つの基本戦略の精度をより高めることを内容とする新たなグループビジョン及び中期経営計画の策定を進めております。この度は、その2つの基本方針に基づく戦略の概要は固まりました。以下の通りお知らせいたします。

しかしながら、昨今の目まぐるしく変化する事業環境下で、グループ全体での中長期の売上高や営業利益目標設定には、より精度を高めて適切に算出する必要があること、また収益目標を達成するためにグループ戦略における全体設計をより詳細化する必要があることから、新たなグループビジョン及び中期経営指標を含めた中期経営計画の詳細については、決まり次第、速やかに公表いたします。

2. 中期経営計画推進期間

 2024年4月~2029年3月期(50期~54期)の5ヵ年

3. 当社グループの基本戦略及び今後の戦略の方向性

シャルレビジネス事業の再生
シャルレビジネス改革
  • シャルレビジネスの基盤強化:訪販と通販を融合したBtoCモデルへの転換及び基盤構築
  • マーケティング戦略の強化:健康食品の販売強化、新商材の開発及び投入等
  • リブランド戦略の推進:企業コンセプトの再構築、商品・ビジネスPRの強化等
働き方改革
  • 職場環境の改善:アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)の導入に伴う制度やルールの見直し、組織風土改革の推進等
  • 人財の確保及び育成:中核人材及び女性が活躍できる体制の整備
損益構造改革
  • コスト構造の見直し:資産の有効活用による資本コスト経営の推進等
新規事業開発による新たな柱の創造
子会社の事業運営の強化
  • 事業計画の見直し:商品ブランド構成の見直し、営業体制の再強化等
新規事業の開発
  • 事業の多角化:グループ間の相互補完が可能な事業の多角化展開
新たな海外販売ルートの開拓・展開
  • 海外販売ルートの拡大:ASEAN地域での事業展開の推進強化

4. グループ中期経営目標

新中期経営計画の詳細が決まり次第、速やかに中期経営指標も共に公表いたします。

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