【はき込み丈別】ショーツの種類4選
「はき込み丈」とは、ショーツ着用時にお腹を覆う部分の丈を指します。大きく分けて以下の4種類があり、丈の長さによってはき心地やボトムスとの相性が異なります。
- ハイウエスト
- ジャストウエスト(スタンダード)
- ビキニ
- ローライズ
なお、メーカーによって具体的な丈の長さや呼び名が異なる場合があるため、購入時はよく確認しましょう。
1.ハイウエスト
ハイウエストははき込み丈が深く、おへそが隠れる程度の位置にウエストラインがくるショーツです。お尻や下腹部をすっぽり覆ってくれるため、安定感のあるはき心地になっています。近年は、デザイン性に優れたアイテムも増えています。
2.ジャストウエスト(スタンダード)
ジャストウエストは、ちょうどおへそ辺りにウエストラインがくるショーツです。「スタンダード」「フルショーツ」と呼ばれることもあります。4種類のはき込み丈のうち最も一般的なタイプのため、さまざまなカラーやデザインが展開されています。
3.ビキニ
ビキニは、おへそよりも低い位置にウエストラインがくるショーツです。ジャストウエストと同じような形状をしていますが、布面積が小さい分、可愛らしい印象を与えます。
同じビキニでも、おへその少し下にウエストラインがくるものもあれば、はき込み丈が非常に浅いものもあります。
また、はき込み丈がジャストウエストより浅く、ビキニより深いショーツは「セミビキニ」と呼ばれることもあります。
4.ローライズ
ローライズは股上が浅く、腰骨の位置あたりにウエストラインがくるショーツです。「ヒップハング」とも呼ばれます。股上の浅いボトムスを着用するときや、ボトムスからショーツが見えないようにしたいときに重宝します。
【足ぐり(裾丈)別】ショーツの種類4選
足ぐりとは、ショーツ着用時に足をぐるっと囲む部分を指します。足ぐりの位置によって、以下の4種類に分けられます。
- ノーマルレッグ
- ハイレッグ
- ボーイレッグ
- ロング丈
1.ノーマルレッグ
ノーマルレッグは、足のつけ根に沿って足ぐりがカットされているショーツです。4種類の足ぐりのうち最も一般的なタイプであり、カラーやデザインが豊富です。
2.ハイレッグ
ハイレッグは、足のつけ根よりも高い位置まで足ぐりがカットされているショーツです。足を動かしやすいのが大きな魅力で、軽やかな印象を与えます。
3.ボーイレッグ
ボーイレッグは、裾が足のつけ根の少し下で水平にカットされているショーツです。メンズのボクサーパンツのような形をしており、「ローレッグ」や「ボーイレングス」、「一分丈」とも呼ばれています。裾が太ももの位置にあるため、お尻に食い込みにくいのが特徴です。
4.ロング丈
ロング丈は、ボーイレッグよりもさらに下の位置に裾がくるショーツです。太ももを覆ってくれるため、冷え対策やものによっては補整に有効です。内もも部分の生地が二重になっていて、股ずれを軽減するアイテムも存在します。
【機能別】ショーツの種類7選
ショーツによっては、以下のように機能性のあるアイテムも存在します。
- Tバック
- サニタリーショーツ
- 吸水ショーツ
- シームレスショーツ
- オーバーパンツ
- 補整ショーツ
- 腹巻パンツ
1.Tバック
Tバックはお尻を覆う布がない、または布の面積が少ないタイプのショーツです。「ソング」「タンガ」「Gストリング」「チーキー」などの種類がありますが、これらをまとめてTバックと呼ぶメーカーが多いです。
なお、Tバックの種類を厳密にいうと、以下のような違いがあります。
- Tバック:バック部分がT字になっている
- ソング:フロント・バック部分が細い紐状になっている
- タンガ:フロント・バック部分がV字になっている
- Gストリング:フロント部分がV字、サイド・バック部分が細い紐状になっている
- チーキー:フロント部分は一般的なショーツと同じで、バック部分はお尻の上半分を布で覆っている
2.サニタリーショーツ
サニタリーショーツは、生理中を快適に過ごせるように工夫されたショーツです。クロッチ部分に防臭・防水機能があったり、ナプキンの羽がしまえる構造になっていたりします。ナプキンのずれを防ぐために一般的なショーツよりもサポート力が高めで、肌に優しい素材が使われているアイテムもあります。
3.吸水ショーツ
吸水ショーツは、吸水機能を備えたショーツのことです。吸水量はアイテムによって異なるものの、生理中にナプキン・タンポンと併用することで、経血が漏れるリスクを軽減できます。アイテムによっては、吸水パッドを装着できるものもあります。
また、微量の尿漏れやおりものが気になる際にも、吸水ショーツは役立つでしょう。
4.シームレスショーツ
シームレスショーツは、縫い目がない、または少ないショーツです。生地が薄いものがほとんどです。ウエストや裾にゴムがないものも多いため、「締めつけ感が苦手」「縫い目が肌に触れると痛みやかゆみが出る」という方にも向いています。
5.オーバーパンツ
オーバーパンツは、ショーツの上に重ねてはく下着のことです。ペチコートやスパッツ、毛糸のパンツなどもオーバーパンツに含まれます。ショーツの透け・チラ見え対策、防寒対策として着用されます。
6.補整ショーツ
補整ショーツとは、下腹部を程よくサポートしたりヒップラインを美しく整えてくれるショーツです。補整力が軽めのタイプから、しっかりとした締めつけ感があるタイプまで幅広く展開されています。
シャルレでは、部位によって締めつけ具合を切り替えることでキレイな小尻に整えるものや、食い込み感を軽減しつつお尻を丸く補整するもの、程よくお腹をおさえてくれるものなどがあります。
7.腹巻パンツ
腹巻パンツは、腹巻とショーツを一体化させたアイテムです。お腹や腰付近をあたためるのに有効で、「夏場の冷房で寒い」という方にも向いています。ものによっては妊娠初期のマタニティインナーとしても使用可能です。
ショーツの基本的な選び方
ここまで、「はき込み丈」「足ぐり」「機能」の3つに分けてショーツを紹介しました。それでもまだ「さまざまな種類があってどう選べばよいかわからない」という方もおられると思います。その場合は、以下の4点に注目してみましょう。
はき心地
ショーツは毎日身に着けるものであるため、はき心地を重視することが大切です。はき心地は、ショーツのサイズや形、素材などによって変わります。例えば、縫い目の肌当たりが気になるならシームレスショーツ、布面積が多いほうが安心できるならジャストウエストやハイウエストのショーツが向いているでしょう。
ゆったりしているのが良いか、ぴったりフィットするタイプが良いかによっても、身体に合うショーツの種類は変わってきます。
着用シーン・目的
適したショーツの種類は、着用シーンや目的でも異なります。例えば、生理のときは防水布を使用したサニタリーショーツ、おりものが気になるときは吸水機能を備えたショーツ、スポーツのときは足の動きを妨げないスポーツ用ショーツ、腰から腹部をあたためたいときは吸湿発熱機能を備えたショーツなどが向いています。
「必ずシーンに合ったショーツを着用しなければならない」というわけではありませんが、状況に応じて使い分けることで、よりキレイに、かつ快適に過ごしやすくなるでしょう。
なお、例として挙げたショーツはすべてシャルレのウェブストアでご用意しています。
お尻すっぽりデイリーショーツプラス
お尻すっぽりかつ、微量の吸水機能付でおりものなどにも対応
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スポーツショーツ
運動時の足の動きを妨げにくいスポーツ用ショーツ。
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素材
ショーツに限った話ではありませんが、素材ごとに特性は異なります。例えば、綿(コットン)は吸水性・通気性に優れ肌への負担が少なく、ポリエステルは耐久性・速乾性に優れシワになりにくいとされています。そのため、心地良さを求めるなら、素材にも注目してみましょう。
汗をかきやすい夏場は通気性の良いものを、身体が冷える冬場は保温性のあるものを中心に選ぶと、快適に過ごしやすくなります。
デザイン
無地でシンプルなものや柄物、レースやモチーフが配されたものなど、ショーツのデザインは多種多様です。同じ系統のショーツでも、メーカーによってデザインが異なるため、おしゃれを楽しみたい方はデザイン性を重視するとよいでしょう。
好みのデザインのショーツを身に着けることで、気分も上がるでしょう。
お悩みに合わせたショーツ選びのポイント
ショーツを着用する際、「もっとこうだったらいいのに」とモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。ここでは、以下のお悩みに合わせたショーツ選びのポイントを紹介します。
- お腹周りが気になる場合
- はみ肉が気になる場合
- ショーツが食い込む場合
お腹周りが気になる場合
ぽっこりお腹は体重増加だけでなく、食生活の乱れや筋力の低下、姿勢の悪さなどによって起こる可能性があります。お腹周りが気になる場合は、補整機能のあるショーツを選ぶと、ボディラインが整ってキレイに見えるようになるでしょう。
補整下着を購入する際は、自分の身体のサイズに合っているか確認することが大切です。大きすぎると十分な効果を得られない可能性があり、反対に小さすぎると苦しくなったり血流の流れが悪くなったりする場合があります。
はみ肉が気になる場合
以下のいずれかに当てはまる場合は、はみ肉が起こる可能性が高くなります。
- 加齢によって体型が変化した
- サイズの合っていない小さいショーツを身に着けている
- ショーツの形状が自分の体型に合っていない
はみ肉が気になる場合は、ショーツのサイズアップを検討したり、お腹やお尻全体を包み込むタイプのショーツを選んだりするのが効果的です。お尻の垂れ下がりや、お尻が四角くなるピーマン尻にお悩みの方は、お尻の位置が高くなり、美しいラインを作ることができるヒップアップショーツも視野に入れてみましょう。
サイズが合っていない場合
ショーツが食い込むのは、サイズや形状が自分のお尻と合っていない、もしくは伸縮性の少ないショーツを着用しているのが理由かもしれません。食い込みを防ぎたいなら、自分のお尻のサイズを正しく測り、そのサイズに合ったアイテムを選ぶことが重要です。
サイズを測る際はまっすぐ立ち、全身鏡で確認しながら、お尻の最もふくらみのある部分にメジャーを当てるのがポイントです。
また、ボーイレッグやストレッチ素材のショーツは食い込みにくいため、不快感が少なくはき続けられるでしょう。
年代によってもショーツ選びは変わる?
体型は年齢に応じて変化するもので、お尻の脂肪もだんだんと垂れていきます。そのため、ショーツも年齢に合わせた選び方をするのがおすすめです。
例えば、20代・30代で出産を経験した方であれば、出産後は恥骨が広がるため、マチ幅の広いショーツを検討しましょう。
40代・50代は筋肉や代謝などの衰えが顕著になってくるため、体型に変化があったらその都度サイズを測り直すのが理想的です。「いつも買っているから」と同じサイズのショーツを選び続けていると、はみ肉につながる可能性があります。また、お尻全体を包み込むタイプのショーツであれば、美しいシルエットを維持しやすいでしょう。
60代以降になってショーツの締めつけ感が気になり始めたら、ゆったりとしたはき心地のものを選ぶと快適でしょう。
シンプルで機能性のあるショーツを求めるなら「シャルレ」がおすすめ
シャルレでは、お尻を優しく包み込むショーツや適度なサポート力のあるショーツ、お腹の段差が出にくいショーツなど、さまざまなタイプのショーツをご用意しています。
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脇縫いなし。マチ幅広め。ヒップをすっぽり包み込む心地よさ。身生地は綿混で吸汗・吸湿性があり、ソフトな肌触りです。
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お尻すっぽりデイリーショーツプラス
お尻すっぽりかつ、微量の吸水機能付でおりものなどにも対応
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シャルレのアイテムはいずれもデザインがシンプルなので、年代問わず使いやすくなっています。詳しく知りたい方は、シャルレのウェブストアをご覧ください。
自分に合ったショーツの種類を見つけて毎日を快適に!
ショーツの種類や自分の体型・悩みに合ったアイテムの選び方、年代ごとのショーツ選びについて解説しました。
はき込み丈・足ぐり・機能ごとで分けてみると、さまざまな種類のショーツが存在します。形状の好みで選ぶのももちろん良いですが、着用シーンや素材などもふまえて考えると、より理想的なはき心地を実現しやすくなります。
毎日を快適に過ごすためにも、自分に合ったショーツの種類を見つけましょう。