
大人の髪に、新たな輝きを。シャルレ初の美容家電『ヘアケア アイロン』開発ストーリー-前編-
新たな感動と価値を届ける数量限定商品「ヘアケア アイロン」について、前編では開発に携わったビューティケア部 開発担当者Sに、その開発背景とこだわり、開発秘話について聞いてみました。
新たな感動と価値を届ける数量限定商品「ヘアケア アイロン」について、前編では開発に携わったビューティケア部 開発担当者Sに、その開発背景とこだわり、開発秘話について聞いてみました。
目次
シャルレが美容家電の領域に挑んだきっかけは、ある社員の体験からでした。それは、社員の奥様が自宅でダメージ抑制機能のあるヘアアイロンを使っている姿を目にした時のこと。うねりやパサつきがあった髪が、みるみるうちに艶々で美しいストレートヘアへと変わっていく様子に、社員は驚きと感動を隠せなかったと言います。
この社員の感動を開発担当者Sは聞き、シャルレ初の美容家電開発へと踏み切ったのです。 当時の情景を、開発担当者Sはこのように語ってくれました。
「シャルレのお客さまやメンバーさまの喜ぶ顔が、目に浮かんだんです」
これまでのシャルレの商品と違い、今回挑戦する美容家電の世界は、トレンドの移り変わりが非常に激しい分野です。一見すると、シャルレが大切にしてきた「長く愛されるものづくり」とは少し異なるかもしれません。しかし、開発担当者Sの思いは揺るぎませんでした。
「お客さまの髪やヘアスタイルをもっと手軽に、美しくしたい。そんなアイテムをお届けしたい、という思いで開発しました。従来の商材との親和性も高く、『美と健康』というシャルレの理念のもとに、お客さまへ感動と価値を届けたいという気持ちが高まりました」
「これまでヘアアイロン市場は若い世代が中心でした。しかし今回私たちが開発した『ダメージ抑制機能』を持つヘアアイロンは、若い世代だけでなく年齢を重ねた方にもおすすめしたいんです」
それは、年齢を重ねるにつれて気になるパサつきやうねり、トップのボリューム不足といった髪の悩みを、ヘアアイロンを使うことで簡単に若々しい印象へと変えられるからだと言います。
実際に開発担当者Sは、自身の母や祖母の姿を思い浮かべました。年齢による髪のうねりやパサつき、トップのボリューム不足に悩んでいたからです。
「こうした身近な『大人世代の髪の悩み』に、ヘアアイロンなら解決できるかもしれない。そして、その『目に見える変化』をお客さまに目の前で実感してもらうには、女性ひとり一人の変化に寄り添うシャルレのサービスにとてもあっている」
そう開発担当者Sは考えました。
この新たな挑戦は、社内外から大きな注目と期待を集めたと言います。
「初の美容家電ということで、社内でも話題になり、購入したいという声もたくさんもらいました」
一方で、シャルレが何よりも大切にしたのは、50年間培ってきた品質への徹底的なこだわりです。
「スピードが命のトレンドと、時間を要する高品質を両立させる」
という難題に、開発チームは挑戦することになりました。
お客さまの悩みに真摯に耳を傾け、一つひとつ丁寧に解決していく姿勢。それがシャルレの品質の土台です。
開発担当者Sが、学生時代に専攻した初等教育学部で子供たちと接するうちに培った「人に寄り添ってサポートする」という姿勢。そのターゲットが子どもから大人へと変わり、現在の仕事にも活かされていきます。
関連部署の多くの社員を巻き込み、時間をかけて品質面を徹底的に検討しました。
「シャルレから発売する初めての家電商材であったので、品質などすごく慎重に開発を進めていきました」
ヘアアイロンと聞くと、髪を真っ直ぐにするイメージが強いため、ふんわりとしたヘアスタイルを好む大人の女性たちにとっては、必要ないと感じる人もいるでしょう。しかし、シャルレのヘアケア アイロンは、髪を真っ直ぐにするだけではなく、開発にあたり「ふんわりカールが作りやすい丸み」を重視しました。
なぜなら開発担当者Sも、毛先に少し動きをつけたい時に、ストレートアイロンを使うと「髪の毛に変な折れ曲がりや跡がついてしまう」という悩みを抱えていました。
「絶対に満足できるように、きれいなカールができるアイロンにしたい」というこだわりが、アイロン本体の太さや丸みの数ミリ単位の調整に活かされます。そして、その数ミリの調整が、まるでカールアイロンで巻いたかのような自然で美しいカールの実現に繋がっていきました。
「本体が分厚すぎると前髪のスタイリングでおでこに当たって扱いにくく、先端が重いと腕が疲れる。
反対に薄すぎると、すぐにプレートの温度が表面に伝わって本体が熱くなったり、カールが不自然になってしまったりする。
火傷への配慮や求められる仕上がりなど、お客さまの気持ちになって一つひとつこだわりを持って開発を進めることで、シャルレオリジナルの自信作が完成しました」
社内モニター調査では、約20名の女性社員が協力。初めてヘアアイロンを使う人もいる中で、「ストレートアイロンなのにカールができる」という項目に8割以上が満足し、驚きの声が上がったそうです。
そしてもう1つ、開発にあたり重視したポイントがあります。それは業界でも珍しいアウトバストリートメントの浸透をサポートする「ヘアケアモード」の搭載でした。
「髪にお悩みが出やすい世代にこそ使っていただき、髪の内側からの潤いを感じていただきたい」
開発担当者Sの強い思いから生まれたこの機能。しかしその誕生の裏には、シャルレならではの品質への飽くなき追求が生む難しさがありました。
実はこの商品は、試作機が完成した後に再度開発されたものなのです。社内モニターでの品質確認の際、「シャルレの品質という面では、まだもうちょっとこだわりを持って上を目指せるんじゃないか」という意見が上がったからです。
一度完成した商品をゼロから検討し、さらに1年をかけて再開発するという決断は、並大抵のことではありません。しかし、開発担当者Sは当時をこう振り返ります。
「お客さまに最高品質のものを届けたい、という揺るぎない信念と、品質への情熱で、もう一度ゼロから、開発をスタートさせました。」
スタイリングとヘアケア、どちらも妥協しない。満足できるものにする。この一台二役というコンセプトは、開発当初からこだわった点です。
そこで、スタイリング機能では、髪に優しいプレートを採用し、摩擦感なく髪が滑るように設計しました。一方、ヘアケアモードでは、シャルレのアウトバストリートメントなどとの併用で、髪の内側から潤いを浸透させ、ツヤとまとまりを与えることを目指しました。
その後、6週間の社内モニター調査を実施し、「継続して使うことで、より髪の毛がツヤ感が出た、朝のスタイリングが楽になった」などのお声をいただく結果に繋がり、開発チームは自信を深めることができました。
開発担当者Sにとってこのヘアケア アイロンは、単なる新商品ではありません。それは、仕事と大好きな美容への情熱が凝縮された、まさに情熱と誇りの結晶です。
「長時間使用しても疲れにくいよう工夫した持ち手、自宅で扱いやすいコードの長さ、高級感のあるパールホワイトのカラーなど、どこをとってもこだわりの自信作です。
お求めいただいた方がこの商品を通して幸せになってくれたら嬉しい」
この純粋な願いは、シャルレが創業以来変わらず持ち続けてきた「お客さまに寄り添い、喜びと感動を届ける」という企業理念と繋がっています。
開発担当者Sが、営業部に在籍していた頃にお世話になったシャルレの代理店やお客さまの顔を思い浮かべながら、細部にまで、心を込めて開発したという取り組み。
後編では、開発担当者Sのさらなるこだわりと、商品の細部に隠された安心・安全への配慮、そしてこの開発がシャルレの未来にどう繋がっていくのかを、深く掘り下げていきます。
語ってくれた人:
ビューティケア部 開発担当者S
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