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クーパー靱帯とは?切れる・伸びる原因とおすすめの対策

クーパー靱帯とは?切れる・伸びる原因とおすすめの対策

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女性の胸の多くは脂肪で構成されていますが、脂肪だけでは高さや丸みのある形を維持できません。胸を内側から支えている主な組織が、大胸筋という筋肉と、クーパー靱帯という靱帯です。
本記事では、クーパー靱帯とは?という基本的な役割などの基礎知識から、クーパー靱帯が切れる、伸びる主な原因、それにより胸の形が変わってしまうリスクや対策をご紹介します。胸の形を美しく保ちたいと考えている方、垂れ胸・そげ胸が気になる方は、ぜひ最後までお読みください。
女性の胸の多くは脂肪で構成されていますが、脂肪だけでは高さや丸みのある形を維持できません。胸を内側から支えている主な組織が、大胸筋という筋肉と、クーパー靱帯という靱帯です。
本記事では、クーパー靱帯とは?という基本的な役割などの基礎知識から、クーパー靱帯が切れる、伸びる主な原因、それにより胸の形が変わってしまうリスクや対策をご紹介します。胸の形を美しく保ちたいと考えている方、垂れ胸・そげ胸が気になる方は、ぜひ最後までお読みください。

クーパー靱帯とは?胸の構造・クーパー靱帯の基礎知識       

クーパー靱帯とは?胸の構造・クーパー靱帯の基礎知識    

クーパー靱帯とは、胸を内側から支える靱帯です。女性の胸の美しい形を維持するためには、このクーパー靱帯が良い状態であることが不可欠といえます。

クーパー靱帯とは?           

クーパー靱帯とは胸を支える靱帯で、つり橋を支えるケーブルのような役割を持っています。靱帯はコラーゲンを主な成分とした束状の靱帯組織でできており、この靱帯が胸の内部に張り巡らされ、胸のふくらみ全体を支えています。

胸の主な構造は、胸の土台となる大胸筋の上に、乳房部分を形成する乳腺や脂肪組織があり、全体が皮膚に覆われています。

クーパー靱帯は、大胸筋と乳管、皮膚と乳管などをつなぎ、胸のふくらみが垂れたり、移動したりしないように支えてくれている縁の下の力持ちのような働きをしているのです。

クーパー靱帯は切れる・伸びるって本当?原因とは?

クーパー靱帯は伸縮性があまりないといわれています。そのため、激しい運動による衝撃や継続的な揺れによる負担によって、切れる、伸びるといったダメージにつながることがあります。下記のような原因がクーパー靱帯に負担を与えると考えられています。

●ランニングなどの運動
ランニングやジャンプをともなう運動、ジムでのトレーニングなどをしていて、胸が上下に揺れるとき、クーパー靱帯に負担がかかります。運動以外でも、子どもと動き回って遊ぶといった激しい動きをするときなどにも注意が必要です。

●妊娠~出産~授乳
妊娠すると、授乳に向け胸が大きくなるのが一般的で、2カップ程大きくなるといわれています。重くなった胸を支え続けることで、クーパー靱帯が伸びてしまうことがあります。

●加齢にともなう変化
クーパー靱帯は加齢の影響も受けるとされています。クーパー靱帯の主成分はコラーゲンですが、更年期以降、コラーゲンの生成を促していた女性ホルモンが少なくなるため、クーパー靱帯も自然と弱くなる傾向です。年齢とともに徐々に弱くなり、伸びやすくなると考えられています。

●刺激
運動とは異なる刺激に、マッサージがあります。バストアップを狙ってマッサージを行うことがありますが、間違ったマッサージ方法で胸に刺激を与えてしまうと、クーパー靱帯を傷める原因になるため、注意が必要です。
また、就寝中のうつぶせ寝のように、長時間のうつ伏せ状態は胸が圧迫され続けるため、クーパー靱帯に負担をかける原因になるといわれています。

●合わない下着
今の胸に合わないサイズや形のブラジャーを長期間にわたり着用することは、クーパー靱帯に悪い影響を及ぼします。
大きすぎるブラジャーは、胸の揺れをサポートしきれず、クーパー靱帯への負担を増やしてしまいます。小さすぎるブラジャーは、胸を押さえつける刺激が、クーパー靱帯への負担につながる可能性があります。胸を適切にサポートできる、今の自分に合うブラジャーを着用することが大切なのです。

切れた・伸びたクーパー靱帯は元に戻る?

クーパー靱帯は一度切れたり伸びたりすると、基本的には修復しにくい・修復しないと考えられています。

例えば、授乳期が終わり胸が元のサイズに戻っても、伸縮性があまりないクーパー靱帯は、一度大きく伸びてしまうと元に戻りにくく、以前のような胸のハリが失われてしまうことがあります。

クーパー靱帯がダメージを受けると、胸を支える力が弱くなり、垂れ胸やそげ胸につながる一因となります。クーパー靱帯を保つためには、早期からケアを行うことが重要といえるでしょう。

クーパー靱帯は鍛えられる?            

クーパー靱帯自体を鍛えて強くしたいと思う方もいるかもしれませんが、それ自体を鍛えることは難しいといえます。

クーパー靱帯を良い状態で維持するためには、負担や衝撃をかけないように胸全体を支えるケアが重要です。

具体的には、クーパー靱帯にかかる負担を軽減するために、胸をサポートするブラジャーの着用や大胸筋などの筋肉を鍛えることがポイントになるといえるでしょう。

クーパー靱帯が切れた・伸びた?判断材料        

クーパー靱帯が切れた・伸びた?判断材料     

クーパー靱帯が切れたり伸びたりしたときに、痛みや違和感はあるのでしょうか?一緒に確認していきましょう。

クーパー靱帯が切れる・伸びると痛い?

クーパー靱帯が切れたり、伸びたりしたときに、痛みや違和感があれば注意を促すきっかけになりますが、多くの場合、自覚するような痛みや違和感はともなわないといわれています。

胸を触ったとしても、クーパー靱帯がどのような状態にあるか自分では判断できないため、胸の形の変化に気をつけることが大切です。

この後に紹介するような胸の変化が、クーパー靱帯のダメージや衰えのサインの一つといえます。胸の形や様子の変化を丁寧に観察しましょう。

胸の位置が下がった              

胸の位置が全体的に下がったかもと感じる場合、クーパー靱帯が伸びたり切れたりしている可能性があります。

クーパー靱帯が胸を支える力を失うと、重力に逆らえずに、以前よりも、バストトップが下がったり、トップの向きが下向きに変わったりすることがあります。

垂れ胸・そげ胸になった

胸全体にハリがなくなり垂れてくる垂れ胸、胸の上部がそげてボリュームがなくなるそげ胸にお悩みの場合も、一部のクーパー靱帯が切れたり伸びたりしている可能性があります。

ふっくらとした胸を支えていたクーパー靱帯の働きが弱まることで、ハリを失い、下に垂れたり上部がそげたりしてしまうのです。

胸が外に広がるようになった            

クーパー靱帯が伸びたりして引き寄せる力が弱まると、胸が外へ広がり、左右の胸の間が広くなることがあります。

胸が左右に広がったことに気が付かなくても、ブラジャーの収まりが悪くなった、ブラジャーを着けたときのフィット感がない、ブラジャー上部にわずかな隙間があるなどの違和感で気づく方もいるかもしれません。

クーパー靱帯への負担を減らすための対策

クーパー靱帯への負担を減らすための対策

クーパー靱帯への負担を減らし、ダメージを少なくするためには、まずは、胸の揺れを抑えてサポートしてくれるブラジャーを着用することが大切です。その上で、胸のベースになっている筋肉を鍛えたり、食事面を見直したりする対策に取り組みましょう。クーパー靱帯の負担を減らし、胸の形を整えることが美しい胸の維持につながります。

今の自分の胸に合うブラジャーを着ける

クーパー靱帯を守るための対策として、もっとも重要で手軽に試せることは、今の自分の胸に合うブラジャーを着用することです。

先ほども解説した通り、今の自分に合わないブラジャーを着け続けると、クーパー靱帯への負担を増やします。さらに、はみ肉が出てスタイルが悪く見えたり、胸の形が悪くなったり、きつい締めつけで苦しくなったりと、マイナスの現象が起こりやすくなります。

クーパー靱帯を守るための行動が、日々の快適さや美しさにもつながります。さっそく、自分に合うブラジャー選びからはじめましょう。

 

運動時や睡眠時も揺れ対策のブラジャーで守る

運動時や睡眠中は、クーパー靱帯に負担がかかりやすいときです。しっかり対策して、胸の形の変化に対応しましょう。

●スポーツ用のブラジャー
運動時は、胸が激しく揺れることでクーパー靱帯が伸びたり、切れたりすることがあります。運動時の動きやすさと共に、胸の揺れを抑えてサポートする対策が必要です。そのために、スポーツブラジャーの着用がおすすめです。

●ナイトブラジャー
睡眠中は、胸が横や上部(デコルテの方)に流れやすく、無意識のうちにクーパー靱帯に負担がかかってしまいます。睡眠時間は長いため、快適な睡眠を妨げずに、胸をサポートしながら胸の流れを抑えてくれるナイトブラジャーの着用がおすすめです。

大胸筋や胸を支える力をアップする

大胸筋や胸を支える力をアップする

胸のベースとなる大胸筋や、背筋、腹筋は、胸を美しい形に保つために重要な役割を果たします。これらの筋肉を鍛えることで、胸をしっかりと支え、クーパー靱帯への負担軽減が期待できます。

【プランク】1回3セット 1日2~3回

  1. うつぶせになり、手のひらと肘までの前腕、つま先を床につく
  2. 頭から背中、腰、かかとが一直線になるようにキープする
  3. お尻が上がりすぎないように注意、そのまま10秒体勢をキープする
  4. 毎日少しずつ(1秒単位で)キープできる時間を伸ばすことを目標にする

大胸筋を鍛えれば、胸を支えるだけでなく、ボディーラインや姿勢を整えられます。無理のない秒数や回数からでOKなので、さっそくはじめてみましょう。

食事を意識する

食事を意識することで、クーパー靱帯をケアし、胸の美しさをサポートする効果が期待できます。クーパー靱帯のもととなるコラーゲンや筋肉のもととなるたんぱく質などの栄養素を積極的に摂取するよう意識しましょう。

●コラーゲンを作る食材・・・鶏皮、牛筋、フカヒレなど
動物性の食品に多く含まれ、コラーゲンの生成に役立つとされています。

●筋肉をつける食材・・・鶏むね肉、豆腐、魚類など
胸を支える大胸筋や体全体の筋肉をつけるために、良質なたんぱく質が必須です。

●女性ホルモンをサポートする食材・・・アーモンド、ウナギ、かぼちゃなど
ビタミンEは女性ホルモンの働きをサポートし、胸のハリを保つのに役立つでしょう。

●皮膚の美しさをサポートする食材・・・レモン、ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンCやビタミンB群は肌の健康を維持し、胸などの皮膚のハリを保つのに役立つと考えられています。

栄養素はバランス良く、まんべんなく摂ることが大切ですが、クーパー靱帯や筋肉に役立つ栄養素が不足していないかをチェックしましょう。

クーパー靱帯を守り美しいバストラインを

もし、クーパー靱帯のダメージを疑うような胸の形の変化に気づいたら、早めにケアをはじめましょう。クーパー靱帯は一度ダメージを受けたら、元に戻りにくいとされているためです。

美しいバストラインでいるために、まずは、今の自分に合うブラジャーを探しましょう。

それにプラスして、エクササイズを行ったり、食事に気を使うことも必要です。日々の生活で、クーパー靱帯への負担を減らすことを意識し、美しいバストラインを維持しましょう。

プロフィール

シャルレ編集部

美容・健康・ライフスタイルに関する最新情報をITSUMOTTO(いつもっと)でお届けするため、日々さまざまなコンテンツを制作しています。すべての女性が自分らしく輝けるよう、多角的な視点から価値ある情報を発信し、皆さまの人生に寄り添い、毎日の暮らしをより豊かにするために取り組んでいます。
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