
仕事を始めたら、家族全員が夢を叶えるように「私ももっと頑張れそう」夢の続き「三上智子代理店」 -後編-
後編では、夢や家族、そして今後についてお話を伺いました。
後編では、夢や家族、そして今後についてお話を伺いました。
2021年3月、共に頑張ってきた五味さんが代理店へ昇格。それ以来、三上さんは周囲から「次は三上さんの番だね」と言われてきました。しかしその年から、認知症 の義母(マミー)との同居が始まり、それまで拠点にしていた広島市から呉市に引っ越すことに。片道、1時間半かけて車で通勤する生活が始まりました。
「マミーの介護もあり、頭の中がてんやわんやになって……少しクールダウンしようかなと考えるようになっていました。」
ちょうどそのころ、娘さんが保育士になるため志望大学を目指して勉強をしていましたが、成績が伸び悩んでいました。そんなとき、元教師でもある五味さんが娘さんの心と学習面をサポート。するとグングンと成績は伸びていき、見事志望校に合格を果たしたのです。
そして、長男は小学校から憧れだった職業に向かって水泳にはげみ、夢だった仕事への道へと進みました。
「夫にも夢がありました。一級建築士の資格取得を目指して8年間勉強を続けていたのですが、なかなか合格できずにいたんです。ところが私がシャルレの仕事を始めたことで、夫も刺激を受けたのでしょうか。以前にも増して集中して勉強に取り組むようになり、ついに合格したんです。」
まるで連鎖するように、家族全員がそれぞれの夢や目標に向かって歩みだし、夢を実現していきました。その姿を目の当たりにした三上さんは「今度は私の番だ」 と決意し、2023年7月に代理店に昇格しました。
代理店昇格をサポートしてくれた田中扶美子代理店(左)、Dream ligHt五味ひとみ代理店(中央)と一緒に
「特約店の時から代理店の方と話をする機会も多かったので、何となく代理店の業務内容を知った気持ちになっていました。でもいざ自分が昇格してみると、『代理店』と『特約店』は全然違ったんです。」
仕事の内容、取り組み方や考えること、特約店との接し方などが違っただけでなく、家族からの見え方も代理店になってから変わったそうです。
「特約店だった時には『どんな仕事をしているのか』が家族に見えなかったのが、代理店になってからは『頻繁にくる特約店からの連絡、会社からの書類』などシャルレの仕事が見えるようになったことで家族から認められるようになりました」
家族の理解や応援も得られ、さまざまな面でサポートしてくれるようになったといいます。
三上さんが語るシャルレの魅力は、「どこでもできる」「一生現役で続けられる」「人とのつながりが生まれる」という点。
「母は美容師だったので、仲間も限られますし、たくさんの顧客がいてもお客さんと遊びにいくわけにもいきませんでした。だから75歳になった母はシャルレビジネスをしている私を見て『私も、若いころにシャルレビジネスをやっていれば、今ごろ、仲間ができて遊びにも行けていたのかな』と言っていました」
人とのつながりが希薄な現代において、シャルレの仕事は人との絆を築くきっかけになっている……。三上さんの母親から見ても、そう感じられたようです。
シャルレは、介護にもプラスになっていると感じているそうです。元気だったころのマミーは夫を早くに亡くし、男の子2人を女手ひとつで育ててきた、とても気丈な女性でした。
「五味さんが代理店になるくらいから、マミーが徐々に弱さを見せるようになってきたんです。夜中に電話がかかってきて『寂しい』と訴えることもありました。私自身も情緒不安定になって、理由もなく涙が出ることもありました。でも素敵なケアマネージャーさんに出会えたうえ、家族やシャルレの仲間がいてくれたことが心の支えになったんです。」
そんな三上さんは、現在、さまざまな介護サービスを活用し、地域の人々そして家族と連携しながら、マミーの介護を続けています。
「最近、介護が楽しいんです。シャルレの考え方に“相手中心”と“プラス思考”があります。マミーが笑顔になってくれるにはどうすればいいか考えるわけです。これまで仕事などで出会ってきた人たちのことを思い出して『こうしたらどうかな?』『こんなこと言っている人がいたな』など、いろいろ試すのが楽しいですね。機嫌が悪いときには、ちょっと踊ってみることもありますよ」
シャルレの仕事を通じて、さまざまな人たちとの出会いがあり、多くのつながりが生まれました。得意なことを持っている人が多いので、それぞれの特技を活かす工夫をしているといいます。
「小学校5年生の女の子がいるご家庭には、ランドセルのポケットに入るくらいのポーチに、サニタリーセットを入れて渡しています。そのポーチは、縫い物が得意なメイトさんに手作りしてもらっているんです」
またお菓子作りが得意な仲間には、ギャラリーでシフォンケーキやおむすびなどを用意してもらうこともあるそうです。
三上さんは、シャルレビジネスを始めたことで、「自分がどんな人間かを知ることができた」といいます。
「私は、自分が人に言いづらいことが言えないタイプだと気づけました。自分を知ることで『次は言ってみよう』と思えるようになったんです。」
これまで専業主婦として暮らしてきた三上さんですが、実は、外で働くことが好きだったとも実感するようになりました。
「この仕事を始めたからこそ、気づけましたし自分の夢もできました。本当にこの仕事を選んでよかったと思います。好きな場所で、自分のペースで働けて、誇れる仲間に出会える。そんな素敵な仕事なので、みなさんにもぜひ体験してみて欲しいですね」
三上さんの夢は、一体どのようなものなのでしょうか。
「以前住んでいた広島市に、事務所を持ちたいんです。集まりやすい場所があれば、メンバー同士のつながりももっと深まりますし、みんなが得意なことを活かして人と人をつなげる場所になれると思うんです。
そうやって、多くの人が笑顔になれる空間をつくりたいですね。」
これまでシャルレを通じて、たくさんの人から愛をもらったという三上さん。今度はその愛を多くの人に届けて、笑顔の輪を広げていくことでしょう。
「出会ったからには、笑わせて帰りたい。」という言葉どおり、三上様と話をしていると自然と笑顔になっていました。
なかでも印象的だったのは夢の話です。家族が夢に向かって懸命に努力する姿に影響され、自身も動き出した三上様。その姿もまた家族に良い影響を与えていたことでしょう。まさに、夢の連鎖です。
これからも仲間や家族と共に、素敵な夢を描きながら大きく羽ばたいていかれることでしょう。
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