
3品使いでアプローチする、10年後の輝く髪と地肌へ。日々のケアに寄り添う想いとは
その商品開発に込めた想い、数々のこだわりとはどのようなものなのでしょうか。さらに10年後の自分のためのアプローチ方法とは? 現在の開発担当者Mに聞いてみました。
その商品開発に込めた想い、数々のこだわりとはどのようなものなのでしょうか。さらに10年後の自分のためのアプローチ方法とは? 現在の開発担当者Mに聞いてみました。
目次
入社以来、化粧品の開発と品質保証に携わってきた開発担当者M。シャルエーゼのシャンプー、コンディショナー、トリートメントにリニューアル計画が持ち上がったのは、今から約7年前、2018年頃の事でした。
初代シャルエーゼが発売された2008年頃には、まだシャルレに入社していなかった開発担当者M。先輩からそのコンセプトを聞いた時の感動を今でも鮮明に覚えているそうです。
「髪の美しさを『地肌から』考える、髪のダメージ(※)を『予防する』、という考え方に、大変魅力を感じました。まだ世の中には、そのようなメッセージを打ち出す商品は少なかったように記憶しています」
それは、単に今ある髪をきれいにするだけではなく、髪が生まれる源である地肌の健康から考え、将来の髪まで見据えるという、シャルレらしい視点でした。開発担当者Mは、この「地肌」というキーワードに、髪の根本的な美しさを追求するシャルエーゼの魅力を感じたといいます。
また、単なる見た目の美しさでなく、お客さま自身の「健やかさ」や「自信」に寄り添うシャルエーゼのコンセプトが、創業以来ずっと「美と健康」という価値を提供してきたシャルレの姿勢を集約したものであったところも、魅力的だったといいます。
※裂毛・切れ毛・枝毛のこと
開発担当者Mは、髪の美しさを長期的に保つためには、まず「地肌」のコンディションを整えることが不可欠だと考えています。
「髪は、女性の美しさを印象づける大切な要素です。特に後ろ姿で見られがちな髪を美しく整えることができると自信が生まれ、気分まで明るくしてくれますよね。だからこそ、地肌を健やかに保つアプローチで、今だけでなくこの先も、『10年後も美しい髪でいてほしい』という願いを込めた商品開発を目指しました」
多くのヘアケア商品が、今すぐ得られる髪の見た目の改善に焦点を当てています。しかし、シャルレの開発チームが「地肌」に注目したのは、髪が生まれる場所である地肌の状態こそが、長期的な髪の健やかさと美しさに大きな影響を与えると確信しているからです。
また、開発担当者Mは、加齢による頭皮の変化にも着目しています。頭皮環境が整わないと、髪にも影響が出やすくなります。地肌の状態を整えることは、単なる一時的なケアにとどまらず、将来に向けた髪の大切な投資になると考えているからです。
ターゲット層である大人の女性は、髪質の変化を感じたり、ダメージに悩んだりする方が多いです。シャルレでは、こうした悩みを持つ方々にも心から喜んでいただけるように、商品を開発しました。
さて、シャンプー、コンディショナー、トリートメントの3つを取り揃えていることには理由があるといいます。それは、「髪と地肌にしっかり寄り添えるから」です。
「普段何気なく使っている方が多いかもしれませんが、それぞれに役割と意味があります。シャルエーゼでは、シャンプーで汚れを落とし、コンディショナーで髪と地肌を整え、トリートメントで髪の健やかさと美しさをサポートします。これらがそれぞれ役割を果たすことで、髪と地肌が本来持っている力をサポートするお手入れに繋がっていくのです。シャルレではこの3品を一緒に使うことで、美しい髪を保つためのダメージ(※)予防に繋がるよう設計しています」
つまり、それぞれのアイテムが髪と地肌に異なるアプローチで働きかけているのです。
「シャンプーの洗浄剤は、肌へのやさしさや洗い上がりに大きく影響するため、シャルレでは初代シャルエーゼの発売当初から肌にやさしいアミノ酸系洗浄剤を採用しています。アミノ酸系洗浄剤は必要以上に洗い過ぎない、しっとりとした洗い上がりも魅力です。一方で泡立ちのスピードやボリュームに課題がありました。そこで、現在のシャンプーでは、この泡立ちに満足できるよう改良を重ねました」
アミノ酸系洗浄剤には様々な種類があります。それぞれの特長を活かせるよう選りすぐり・組み合わせることで、初代のシャンプーの良さを守りながら、快適な洗い上がりと豊かな泡立ちを両立させることができています。
「シャルエーゼのコンディショナーは、髪にも地肌にもうるおいを与えることにこだわった処方で、仕上がりはノンシリコンでありながら芯から弾むような、ツヤよくふんわり自然にまとまるような設計になっています」
また、髪にも地肌にも伸ばしやすいテクスチャーで使いやすいことも特長で、この地肌への使いやすさと働きにこだわった処方を活かし、軽く頭皮マッサージをしながらなじませることもできます。
「私は、襟足から頭頂部の順に髪の生え際あたりからコンディショナーを適量なじませ、指のはらで軽くマッサージするように使っています。毎日少しずつケアを続けることで頭皮を健やかな状態に保つことができると考え、習慣化しています」
シャルエーゼのコンディショナーは、肌に馴染みやすく、ベタつかないテクスチャーにこだわっているため、マッサージにも適した設計になっています。
トリートメントには、「ドライヤーの熱を味方につける」という発想が取り入れられています。これは、以前からアウトバストリートメントで好評を得ていたコンセプトです。
「髪を補修する美容成分がダメージ(※)部分に浸透。ドライヤーの熱で成分が密着、コーティングすることで、キューティクルを整え、なめらかでうるおいのある髪へ導きます。これは、髪本来の美しさを引き出し、指通りやツヤを向上させるための、緻密な処方設計によるものです。単に髪の表面を整えるだけでなく、髪そのものを健やかに保つという考え方です。
また、このトリートメントは、どんな髪質の方でもその効果を実感できるよう、保湿成分の配合調整はもちろんのこと、毛髪になじみやすい絶妙な粘度と使用性にもこだわりました」
さて、現在のシャンプー、コンディショナー、トリートメントの開発の過程では、数々の苦労も伴ったといいます。特に、アミノ酸系洗浄剤を含む処方の、品質確立の難易度の高さは、入社当初から開発担当者Mが向き合ってきた大きな課題でした。
「リニューアル前、保管条件や気温変化など予期せぬ条件下でシャンプーの粘度が高まり、使用性が悪くなるというお声が確認されていました」
この問題に対し、要因と考えられた洗浄剤の調整を試みるも、テクスチャーや泡の質に大きく影響するため、安易な変更はできませんでした。開発担当者Mは、想定される保管条件・温度変化でも使用性を損なわない洗浄剤の配合量・処方バランスを、様々な条件下でテストを繰り返し、最適な処方を決定したと言います。
「頭皮と髪の両方にこだわるからこそ、品質確立の難易度も高まります。処方確立がとても難しかったですが、初代のシャルエーゼの良さ・こだわりを維持したいという想いとメーカーの協力により、機能性、そして品質をクリアした処方ができました。そしてその時の経験が今のシャルエーゼ開発・品質確立につながりました」
そしてリニューアルでは、香りにもこだわっています。スパークリングレモンという香りは、香りの満足度を高めるために、エッセンシャルオイルのブレンドを追求した結果生まれたものです。
「お客様に上質なリラックスタイムを提供したいと考え、比較的香りが控えめに感じられやすいエッセンシャルオイルで、心地よい香りをしっかり感じられるようにブレンドにこだわりました。単なる芳香ではなく、洗髪という日々の行為に気分転換と癒しをもたらせるように、工夫を凝らしました」
レモン、ベルガモット、ライム、アオモジ果実といったシトラス調の香りにジュニパーベリーをプラスした、爽やかで弾けるような香りは、まさに「心地よさから始まる美しさ」を体現しています。
最後に、開発担当者Mにシャルエーゼを通した想いを語ってもらいました。
「美しさや健やかさは、一朝一夕に手に入るものではなく、継続的なケアが重要です。特に髪に関しては、日々の地肌ケアが必要だと考えています。シャルエーゼは、その地肌ケアをしっかりとお手伝いできるよう、こだわりの処方とアイテム設計に仕上げました。皆様の日常のケアアイテムとして、美しさに役立つと幸いです。
また、シャルエーゼのコンセプトの魅力やこだわり、髪と地肌を大切にする私たちの考え方が、多くの方に伝われば嬉しいです。お使いいただくとコンディショナーの地肌へのなじみやすさやマッサージもしやすいテクスチャーなど、魅力を感じていただけると思っています」
シャルエーゼは、髪も地肌も健やかに保つことで、10年後の自分も輝き続けるためのサポートができる商品です。開発担当者Mの熱意は、まさにシャルレの熱意、もの作りへのこだわりと言えます。
シャルエーゼを通じて、日々の暮らしにうるおいと自信をもたらし、将来にわたって輝き続けるお手伝いをする。そんな風にこれからも女性たちにアプローチし続けられることを願っています。
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