目次
憧れは、義母。
現在、山梨県で、下着、化粧品などを取り扱う代理店として活躍する、有限会社シャルレ清水代理店の清水純さんは、義理の母といっしょに働きはじめたことで、その生き方に強く惹かれるようになったといいます。
「ビジネスをはじめてから多くの代理店の方と知り合いましたが、義母はその中でもひときわ輝いて見えました。バイタリティにあふれ、いつも前を向き、凛とした女性です。頼られればしっかり受け止めてくれるんです。」
仕事の相談をすれば真剣に向き合い、前向きになる言葉を返してくれる。その存在に触れながら、
「シャルレの仕事そのものより、『こうありたい』と思える人が身近にいたからこそ、義理の母の会社を継ごうと思えたのだと感じています。」と振り返ります。
子育て中も働けると知り、義母に掛け合いシャルレへ
清水さんは元々、東京から埼玉の幼稚園へ通勤していました。27歳で結婚し神奈川県に引っ越しますが、すぐに妊娠。待機児童問題で子どもが預けられず、その年に担当した子どもたちを送り出して幼稚園を退職しました。
「妊娠がわかったときに、山梨に住む義母からシャルレの下着などをいただいたんです。そのときはじめてシャルレの商品に触れました。」ウエストニッパーやショーツ、ブラジャーなどが入っていたそうです。「こんなラクなショーツがあるんだと驚きました。産後に使ったウエストニッパーはお腹の戻りがよくて、本当に感動しましたね。」
27歳と28歳で続けて出産。子どもは大切ですが、「また働きたい。」という思いは消えませんでした。
「子連れでできる仕事は内職くらいかなと思っていたときに、ふと義母の『シャルレは子育てしながら働ける』という言葉を思い出したんです。」
すぐに義母へ連絡。「子育て中でも柔軟に働ける。」
「会社に雇用されるスタイルではない。」と聞き、驚きました。
そのとき2人目を妊娠中だった清水さん。育児だけをしている毎日に、不安が溜まっていました。
「このまま育児だけをしていたら社会から切り離される気がしました。少しでも収入があれば、自分の安心にもつながります。育児も仕事もきちんとやりたい私にとって、シャルレは魅力的な働き方でした。」
義母に「私もやりたい。」と伝えました。
あとから聞いた話では「よくぞ、自分からやりたいと言ってくれた。」とよろこんでくれたそうです。
それから慌ただしくも充実した日々がはじまりました。
妊娠中にシャルレビジネスを開始
2人目を妊娠中、子育てと仕事を両立しながらも、お客様お一人おひとりに心を込めたサービスをお届けする日々。母親学級で出会ったママ友などに試着してもらうこともありました。妊娠、出産、育児の経験がそのまま仕事に役立ち、産後ケア商品の提案もしやすかったといいます。
「試着会などを開催する際は、私たちの活動を支援してくれる代理店(義母)と連携し、より良いサービス提供を行うことが多いのですが、義母は山梨県に住んでいたため、試着会のサポートは直接ではなく、電話やメッセージでの助言が中心でした。」
しかし、直接の応援がなかったことで、清水さんは自ら考え、工夫しながら自分の言葉でお客さまに接するようになりました。その結果、少しずつ信頼を得て、良い成果につながっていきました。
「みなさん快く試着会に参加してくださいました。目標を立てて取り組み、2カ月で特約店に昇格できました。2003年に開催した特約店昇格を祝うパーティには、山梨から義母も駆けつけてくれて、とてもうれしかったです。」
清水さんは、一人ひとりのお客様に、ハガキにメッセージを添えて、感謝の気持ちを伝えることも欠かしませんでした。
「シャルレの商品はとても品質がよく、着用さえしてもらえれば心地よさは伝わります。あとはお客さまご自身で判断してくださるので、強いセールストークはいりません。決められたノルマもなく、自分の頑張りがそのまま成果につながる。だから、やりがいを持って仕事がしやすいと思いました。その点が、シャルレビジネスの魅力ですね。」
やがて山梨県に引っ越すことになり、シャルレとの関わり方も大きく変わっていきます。
山梨に引っ越し後、シャルレ活動が本格化
上の子どもが幼稚園に上がるタイミングで、山梨県に移住することになりました。引っ越しを機に、義母の会社「有限会社シャルレ清水代理店」の内部スタッフ兼特約店として活動することに。
「山梨に来てから、関わる人の数が一気に増えました。キャンペーンの目標を掲げながら、仲間といっしょに頑張っていく。今思えば、ここからが本当のシャルレのスタートでした。」
山梨では幼稚園を通じてママ友が増えていき、新しいつながりも広がっていきました。
新天地だからこそ、仲良くできる人を見つけたかったことも大きかったようです。最初こそ「試着会やギャラリーがあるので、来てね。」と誘うのに勇気が必要でしたが、徐々に輪は広がっていきました。
出かける際は、自作のメッセージ入りハガキを持参しました。ハガキには展示会の日時に加え、「試着も自由にできます。」といった言葉を添え、出会った人に自分の仕事を理解してもらいやすくする工夫をしました。
「シャルレは、ただ物を提供するのではなく、人との対話を通じて相手のニーズや想いに応える、コミュニケーションの仕事です。今の状況や過去の病気の話までしてくださる方もいて、十年以上続く関係も珍しくありません。なかなかここまで一歩踏み込んでいける仕事はないと思いますね。」
山梨に来てから、清水さんは義母と一緒に働いています。世間では「嫁姑問題」という言葉もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
「義母は、シャルレビジネスを始めてから大きく変わったと聞いています。
シャルレが大切にしている利他の心や、プラス思考を自然に大切にしながら、物事を前向きに受け止め、人にもあたたかく向き合う。そんな人です。
そして何より、義母は立場にとらわれず、私自身を見てくれます。
決めつけることなく、私の思いや考えにもそっと耳を傾けてくれる。
だからこそ、気負うことなく向き合えているのだと思います。」
シャルレをはじめる前の義母は「女性が仕事をするなんて。」という良妻賢母タイプの女性だったそうです。仕事をしていくうちに考え方が変化し、多くの人に慕われる社長になりました。
社長としてバリバリ働く義母の姿は、とても眩しいものでした。しかしプレッシャーを感じる場面もあったといいます。
「山梨に来てすぐ、高い目標を持つことの大切さを教えていただき、少しプレッシャーに感じました。正直、普通にパートに出る方が楽なのではと悩むこともありました。しかし、これほど多くの方と出会える仕事はほかにないという思いが勝り、続けることを決めました。」
この仕事をしなければ「好きな人とだけつき合っていた。」と語ります。
「お客さまのなかには、苦手なタイプの方もいらっしゃいます。それでも、好きになってもらおうと努力することで、さまざまな気づきが得られました。」
関わるすべての人と誠実な関係を築くことの大切さを、清水さんは痛感しているようです。
.jpeg)


.jpeg)
継ぐことを視野に入れ、代理店認定試験、そして代理店昇格試験に合格
義母と一緒に働くようになり、事業承継の話もでてきました。そこで経営者としての力を問う「認定試験」に挑戦し、見事合格。代理店を義母から受け継ぐことも可能だと認定されました。
しかし特約店をサポートする立場になるためには、自らも厳しい「代理店昇格試験」を受けたほうが良いと考え、受験を決めました。義母が築いてきた仲間に認めてもらうためにも、自分自身の力を証明したかったのです。
「大学受験の娘と励まし合いながら勉強しました。家族と仲間のおかげで、乗り越えられましたね。」
代理店昇格試験の面接は、シャルレ本社で行います。義父が神戸まで車を運転してくれ、義母と一緒に試験に向かいました。
「緊張で、あまり眠れませんでしたが、かえって頭が冴えた状態で受験できたのでよかったです。」
その結果、見事合格。
「義母は、とてもよろこんでくれました。家族やまわりの方々、そしてシャルレの社員の沢田スタッフの存在も大きかったです。思うように進まないと感じたときも寄り添い、応援してくれました。
本当にこの仕事は、まわりの方々のサポートがあるからこそ成り立っていると再認識できました。」
こうして2021年3月に代理店に昇格。同年7月、先代である義母から有限会社シャルレ清水代理店を正式に引き継ぐことになりました。
こちらを採用.jpeg)
.jpeg)
*後編では、ビジネスに対する思い、そして将来についてを中心に伺いました。お楽しみに。
有限会社シャルレ清水 清水 純さん
同じカテゴリの記事
リンクをコピーしました
