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一人ひとりのミライのために。妥協しなかった5年― 『シャルレミライ』が生まれるまで ―【スラリフト編】

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前編では新しい補整力を追究した「シャルレミライ」ブラジャー開発ストーリーをご紹介しました。後編では、同じコンセプトを展開し、“はみ肉”を軽減しながら、美しいシルエットとラクな着用感を両立した「シャルレミライ スラリフト」の開発ストーリーに迫ります。あえて“ガードル”という名称を使わず、新しいネーミングを採用した背景には、時代のニーズに応えたいというシャルレの想いがありました。締めつけるのではなく、やさしく支える新しい補整下着を目指した、スラリフト誕生の物語とは――。
前編では新しい補整力を追究した「シャルレミライ」ブラジャー開発ストーリーをご紹介しました。後編では、同じコンセプトを展開し、“はみ肉”を軽減しながら、美しいシルエットとラクな着用感を両立した「シャルレミライ スラリフト」の開発ストーリーに迫ります。あえて“ガードル”という名称を使わず、新しいネーミングを採用した背景には、時代のニーズに応えたいというシャルレの想いがありました。締めつけるのではなく、やさしく支える新しい補整下着を目指した、スラリフト誕生の物語とは――。

ラクなのに、“はみ肉”を軽減してすっきり見える下着の研究

ブラジャーと同様、“ラクな着け心地なのに、すっきり見える”を目指してガードルの開発を行いました。その際に着目したのが“皮膚の動き”で、特にウエストまわりの“はみ肉”に注目しました。立っているときには気にならなくても、座った瞬間にウエストにお肉が集まり、下着のウエストライン上に集まったお肉が乗ってしまう――いわゆる浮き輪状の“はみ肉”ができてしまいます。

「この現象を詳しく調べるために、ブラジャーと同様、皮膚の動きを可視化する基礎研究を行いました。正確な数値を計測するためにTバックを着用した状態で、前かがみになって物を取る、椅子に座る、などといった動作を行い、ウエストやヒップ周辺の皮膚がどのように変化するかをマーカーで分析しました。*マーカーで分析とは、皮膚表面に無数の点(皮膚マーカー)を描き、その位置変化を計測することで、動作時の皮膚の伸び方を分析する手法

その結果、座る動作ではウエストの後ろ側が大きく伸びるだけでなく、ヒップ下の太もも裏は、直立時と比べて縦方向に60%以上も伸びることが判明しました。さらに、ウエスト後ろの伸びは、縦方向だけでなく、部位によって斜め内外に伸びることがわかりました。」と開発担当者の本城さん(以下、本城さん)

こうした結果から、単に伸縮する生地だけではなく、皮膚の伸びに合わせて、いかに生地を配置していくかが開発の大きな課題となりました。

生地設計の再構築とまたしても迫り来る壁

「ブラジャーの商品化が先行していましたが、開発の当初から上下セットの想定で、ガードルとしての耐久性を備えた生地を採用していました。ブラジャー開発時にも行っていた破裂試験に加え、ガードルの着脱時にかかる負荷も想定し、器具による破裂試験に加え、実際に指を入れて引っ張るなどの手作業による確認も行い、破れにくさを細かく検証していきました」と本城さんは語ります。

▲破裂試験の様子

ブラジャー同様、“皮膚の伸びに対応する”というコンセプトだったため、まずは、異なる方向への皮膚の伸びにどう対応するかを設計の軸に据えたといいます。

その結果、従来のガードルとは全く異なるパターン設計となりました。肌側は、部位ごとの伸び方向に合わせて生地を配置。動いてもずれにくく、“はみ肉”を生み出しにくい構造を実現しました。

「“スラリフト”の場合、皮膚の伸びに配慮するだけでは、ウエストのはみ肉には対抗できませんでした。当初は、皮膚の伸びに合った生地使いにすれば、はみ肉もそんなに出ないと想定していたのですが、座った時のウエストのはみ肉は、実際に製品にしてフィッティングしてみると思ったようには軽減されていませんでした。それほど手ごわかったのです」と本城さんは当時の驚きを隠せない様子。そこから、生地の配置以外の新たなアプローチを考えたといいます。

はみ肉と生地の折れ込み、解消のための試行錯誤が続く

当初のサンプルは、一般的なはき込み丈でしたが、
ジャストウエストにするとはみ肉ができ、座ったときに生地が折れてしまいます。

▲ウエストが丸まって生地が折れている状態

「そこで改めて『なぜ折れるのか』を見つめ直しました。立ったときのウエストの寸法のまま上からおりてくるお肉を抑え込もうとするから、皮膚の動きに追随したとしても、はみ肉が生じてしまうということに気づいたのです。

この気づきから生まれたのが、“フロント前下がり構造”と“フロントクロス構造”でした。ウエストの前部分を少し下げることで、座ったときに変化の大きい部分を避ける設計にする。さらに、フロントをクロスさせることで、座ったときにその部分が自然に開き、無理なくゆとりが生まれるようにしました」と本城さん。

結果、押さえ込むのではなく、セミハイウエスト丈でやさしく包み込み、はみ肉ができるのを避けつつ、骨盤まわりを2重パワーネットで支えることで、通常のようにウエストで締めて留めるのではなく、ベルト形状で皮膚伸度に合わせた配置にし、なおかつソフトなウエストのフィット感を実現しています。

ヒップアップができない!?伸びのよい生地の苦悩

ウエストのはみ肉問題とは別に、もうひとつ抱えていた問題がありました。それは、「ヒップアップをどう叶えるか」ということ。縦方向によく伸びる生地を採用していたため、逆にヒップアップという機能面ではマイナスからのスタートになったといいます。

「基礎研究で一番、皮膚の伸びが確認されたヒップ下の太もも裏の部分は、開発した生地が皮膚の伸びにうまく対応していました。しかし、補整力に関しては期待していたシルエットを実現できませんでした。サンプル作成とフィッティングを繰り返しながら、最終的には生地伸度を大きく邪魔しない程度にパワーネットを採用することで、ヒップアップのニーズにしっかり応える設計へたどり着きました。一方で、ぽっこりお腹を抑えるフロント設計や足口周りのヘム生地採用は、従来の商品に満足いただいているものがあったので、その構造を踏襲し、最終的に現在の形を完成させました」と本城さん。

パターン修正45回、サンプル数は115枚に及んだ“スラリフト”の開発は、
いよいよサイズグレーディングという最終局面に差し掛かります。

「ブラジャーに引き続き、大きなサイズで想定外の壁がありました。82サイズでは64サイズと比べて一度でうまくいくことはほとんどなく、『できた』と思っても、また課題が見つかる。ブラジャーと並行して開発が進んでいたので、正直“やってもやっても終わらない”感覚に陥っていました。それでも一つひとつ課題に向き合い続ける。その繰り返しのなかで、少しずつ完成に近づけていきました」。



スラリフトの完成と“シャルレミライ”への想い

ブラジャー同様、「糸の選定から編み方まで試行錯誤を繰り返しながら生まれた革新的なガードルは、「すらりと見えてきちんと整える」という特長を端的に表し、“スラリフト”と名づけられました。ブラジャーの特許取得の約1年半後、こちらも特許を取得することができました。

▲公開特許公報(スラリフト)

「さまざまな壁に向き合ってきた“シャルレミライ”ですが、企画完了の最後の最後に、これまで予想もしなかった工場の稼働停止という大きな壁も経験することになりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でした。関係者一同、待つしかないという状態で、生産開始して発売できる日を待望していました。さらに1年を経て発売開始すると、おかげさまで、『ラクなのにちゃんと補整できている』『おなかまわりがすっきりして着痩せして見える』といった声を早々にいただきました」と当時の喜びを語る本城さん。

革新的な下着の開発にあたり、商品化に向けて抱いていた想いを次のように語ってくれました。

「すべての年代の女性に、今の自分の身体を愛おしみ、慈しんでほしい。そういう願いで商品を開発しました。女性の身体は、年齢とともに少しずつ変わっていきます。その変化を無理に隠すのではなく、自然に受け入れながら、自分らしい美しさを整えていく。自然体の美しさを表現しつつ、既存商品と異なるイメージを持ってもらえるよう、レースではなくプリント柄を採用するなど、デザイン的にも新鮮さを追求しました」。


締めつけるのではなく、支えること。

押さえ込むのではなく、なじませること。

「女性の人生に寄り添い、美しさを支えたい」というシャルレの変わらない想いに、
新しい美しさの形を示した“シャルレミライ”シリーズ。

開発当初から今も変わらぬ姿勢で商品開発に取り組む本城さんは、「変化の多い女性の日常を穏やかに包み込みながら、毎日の美しさを支える存在であり続けたい」と締めくくりました。

シャルレミライ

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プロフィール

シャルレ編集部

美容・健康・ライフスタイルに関する最新情報をITSUMOTTO(いつもっと)でお届けするため、日々さまざまなコンテンツを制作しています。すべての女性が自分らしく輝けるよう、多角的な視点から価値ある情報を発信し、皆さまの人生に寄り添い、毎日の暮らしをより豊かにするために取り組んでいます。
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